ティーツリーでカビ&ダニ対策を!
ことしも梅雨の季節がやってまいりました。
梅雨は太陽の光を浴びることが少なくなるので体内リズムも狂いがちに。憂鬱な気分になるのも自然の摂理なのかもしれません。
ジメジメするし、部屋干しの嫌な臭い、カビやダニの発生が多いのも梅雨の時期ですよね。




こんにちは、からだ均整サロン「はは猫のハムストリングス」
セラピストのミヨです。
本日は殺菌、抗菌、抗炎症力のある”ティーツリー”についてお話します。
カビやダニ予防対策に是非使ってみてください。
カビとダニとアレルギー
温かくジメジメとした場所で繁殖するカビとダニ。
繁殖する条件は、ほぼ同じで湿度が65%以上室温は20~25℃をいわれています。
またダニはカビを好むのでカビが繁殖しているところはダニも発生しています。
カビの胞子やダニのフンや死骸を吸い込んで引き起こすアレルギー症状は
- 風邪を引いていないのに鼻水、くしゃみ、咳が止まらない
- 湿疹や目のかゆみ(アトピー性皮膚炎等がひどくなる)
- ぜんそくの症状がひどくなる
などです。梅雨時期から9月くらいまでは症状が悪化する場合があります。
発生しやすい場所は
カビはお風呂場やキッチンなどの水廻り、布団やカーペット、洗濯機、エアコン、部屋干しをしている部屋などもカビの発生しやすいようです。
ダニは布団や枕、カーペット、ソファなど繊維が多い場所で人の皮脂や食べこぼしを餌としている、またカビが繁殖している場所も発生しやすいです。
防カビ、ダニ対策は
- 換気
- 除湿
- 掃除
です。
天然成分100%のティーツリーで対策を!
殺菌・抗菌・抗ウイルス・抗炎症作用があるといわれている”ティーツリー”
化学物質の入った洗剤の使用を極力減らしたい人はオススメの精油です。
ティーツリーで期待できる効果
ティーツリーの主な成分
〇テルピネン-4-オール・約42%
殺菌・抗菌・抗ウイルス・免疫力アップ・鎮静
〇γ(ガンマ)-テルピネン・約20%
抗菌・抗炎症・免疫力アップ・鎮静・うっ滞除去
〇1.8-シオネール・約3%
抗菌・抗ウイルス・抗炎症・粘液溶解作用(痰や鼻水を出しやすくする)
以上、成分の効能を見ていただいても殺菌、抗菌に特化した精油だとお分かりいただけると思います。
簡単ティーツリースプレーの作り方
精油は原液では使用できません。必ず基材(希釈に使う材料)で希釈します。
その時、基材に対して濃度を決めることは大切になります。
お掃除に適している濃度は1~3%ほど。今回は200㎖の基材に対して1%濃度のスプレーの作り方をご紹介します。
濃度計算は過去のブログでも紹介しています。参考にしてください!

用意するもの(200㎖、精油濃度1%)
〇スプレーボトル
〇水180㎖
〇無水エタノール20㎖・・精油を溶かすために必要
〇ティーツリー40滴
お掃除用だけではなく、アロマテラピー(芳香療法)としても使えるように10㎖入っているものをお勧めします。10㎖でも200滴分はありますよ。
お試しであれば5㎖サイズもあります(100滴分)。
作り方
- 容器に無水エタノールを20㎖とティーツリーを40滴入れて溶かし混ぜます。
- 水180㎖を入れて混ぜます。
- 混ぜ合わせたものをスプレーボトルへ入れます。
以上、簡単に出来ます。
注意したいのは精油は無水エタノールでよく溶かすことしてから水と合わせることです。
殺菌や抗菌力を高めたい場合は濃度を2~3%へ変えてみてもいいと思います。
成分の1.8シオネールは皮膚を刺激する作用があるので取り扱いには注意してください。
使い方
ティーツリーが効力を発揮するのはカビの繁殖を抑えることや殺菌などです。
カビを取ることはできないので、根付いてしまっているカビはアルカリ性洗剤や重曹などで取り除いてください。
日頃のお掃除の時に水廻りやカビの発生しそうな場所にシュッと拭き掃除!カビの生息しにくい環境を作っていきましょう。
また、梅雨時の湿ったお部屋や部屋干しの不快なにおいにもティーツリースプレーで消臭対策!
空気中に広がった香りの成分が除菌、防カビ力を発揮します。
作り方は上記と同じです。
ティーツリーだけでは臭いがきついと思うときは、お好みの精油をブレンドしてつくってみてください。
ティーツリーとブレンドの精油のオススメ
濃度1%の消臭スプレー(100㎖)
〇ティーツリー・・12滴
〇ペパーミント・・8滴
〇無水アルコール・・10㎖
〇水・・・・・・・・90㎖
ペパーミントは清涼感あふれる香りなのでジメジメとした気持ちもスッキリします。
またダニの忌避作用もあるので、枕、布団、ソファー、カーペットなどの繊維製品への防ダニ効果が期待できます。(ダニの死骸やフンを取り除いてからスプレーしてみてね)

抗炎症効果も期待できるティーツリー
アレルギー疾患は免疫力の低下によるアレルギー物質への過剰反応です。
人は日の光を浴びてセロトニンを分泌することによってストレスや不安の調整をしています。梅雨の時期は日照時間が短くなるので、ストレスや不安によって自律神経が乱れ、不調を訴える人が多いのです。
自律神経系が乱れると、人の健康維持の3本柱といえるホメオスタシスのバランスも崩れ、免疫力の低下にもつながります。
ティーツリーには免疫力を高め、アレルギー疾患への抗炎症効果も期待できる精油です。
オススメ!蒸気吸入法
咳やのどの違和感、鼻水、鼻づまりなど呼吸器系の不調を緩和するのにオススメは蒸気吸入法です。
![]() |
用意するもの 〇洗面器 〇お湯 〇バスタオル洗面器に熱めのお湯を張り、ティーツリー(3滴以下で)を落として蒸気が逃げないようバスタオルなどを頭からかぶり吸入します。蒸気が弱くなったらお湯をたしてください。5分以上の吸入は避けましょう。 |
他のアレルギー症状(アトピー性皮膚炎など)にもお試しください。
アロマセラピーで上手にリラックス効果を得て、ストレスが減れば自律神経も整うので必然と免疫機能も安定し、かゆみなどアレルギー症状の軽減が期待できます。
リラックス効果
ティーツリーとブレンド(3滴以下)
〇シダーウッド
〇ラベンダー
〇グレープフルーツ
ティーツリー1滴、上記のいづれかの精油1~2滴



※精油の香りは脳へ伝わり神経系、内分泌系、免疫系に働きかけ心身に作用します。
香り=刺激であり、合うor合わないがあります。不快に思う香りはご使用をお控えください。初めてご使用になる方は濃度を低めにして徐々に上げてみてください。
今回ご紹介した精油でご使用を控えていただきたいのは以下となります。
ペパーミント・・妊婦、高血圧の方、乳幼児
シダーウッド・・妊婦
ラベンダー・・妊婦、低血圧の方
また、ペットを飼っている方も安全性が証明されていないので精油のご使用はお控えください。
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