ストレスを逃がすこと~不定愁訴~



・・私、心配性だから・・それかな?
春は自律神経が乱れやすく、体調不良を起こしやすいです。
季節の変わり目、気圧の変動により持病が悪化してしまうなどの症状は気象病ですが、春は生活習慣や環境に変化のある季節でもあります。感受性の強い人は生活の変化にとても敏感であり、色々なことが気になってしまうので、それがストレスとなって体調不良を起こし「不定愁訴」という名で片づけられる場合もあります。
こんにちは、からだ均整サロン「はは猫のハムストリングス」
セラピストのミヨです。
今回は 季節の変わり目に多い「不定愁訴」について お話しします。
不定愁訴とは


不定愁訴(ふていしゅうそ)は、よく耳にする言葉です。
受診しても体の臓器や器官に認められる疾患や精神的な疾患がない、原因不明の頭痛、動悸、肩こり、腰痛、疲労感、腹痛、食欲不振など様々な症状で悩んでいる、半健康状態のことです。
不定愁訴になる原因
不定愁訴は個人の生活習慣や生活環境に対する心的要因に影響されているようです。
あなたは、今の生活に満足していますか?
生活のフラストレーションが不定愁訴を招くといわれています。
また、生き甲斐がないと悲嘆し、漫然と生活している人も不定愁訴を招くようです。
両方ともストレスが原因で、自律神経のバランスを崩してしまったのです。
体はホメオスタシス(自律神経・内分泌・免疫)の調整を受けて外部環境に順応しています。3本柱の自律神経が乱れてしまうと他の内分泌(ホルモン)・免疫も乱れてきます。
このような人は症状を訴える背景に、睡眠状態が悪くなり、食事も不規則になり、喫煙や鎮痛剤に依存してしまうような傾向があるようです。
自律神経を乱す「ストレス」とは
ストレスの分類(生理学者ハンス・セリエより)
〇物理的ストレッサー・・暑さや寒さ、騒音な混雑など
〇科学的ストレッサー・・公害物質、薬物、タバコ、食品添加物など
〇生物的ストレッサー・・細菌、ウイルス感染など
〇心理的ストレッサー・・職場、家庭の問題、人間関係など
人の精神をゴムボールに例えられますが
ストレスのない状態は球体であり⇒ストレスを受けると歪んだり、凹んだりする⇒ゴムボールは弾力性があるので歪みや凹みを治そうとする
抵抗して元に戻そうとすることをストレス反応と呼んでいます。
このストレス反応により体に様々な変化が起こるのです。
また、ストレス反応は下記のような段階を踏んでいきます。
(生理学者ハンス・セリエより)
〇警告期・・一時的に抵抗力が低下する段階
〇抵抗期・・体が適応しようと抵抗力が上がる段階
〇疲憊
この疲憊期から抜け出せないでいるとホメオスタシスのバランスが崩れ、様々な疾患が発症するリスクが高まります。
このストレス反応を示している時期が不定愁訴にあたります。
ストレスから逃げよう!


何か他のことに気を向けようと思っても、腰が重くてね
ストレス反応に対処するには
- ストレスの原因から逃げることです。
あなたの体が なによりも大切です。原因と思うもの、事から距離をおきましょう。
ひとりで無理なことであれば、周囲にSOSを出して協力してもらいましょう。
逆に、身近な人が最近 調子が悪そうで無理をしているなと感じたら声をかけてあげてください。 - 規則正しい生活をしましょう。
朝、起きて朝日を浴びる(交感神経優位)、夜はリラックスして眠りにつく(副交感神経優位)という生活は正しい体内リズムを刻んでおり、バランスの取れた自律神経の働きであります。 - ストレス解消できるものを見つけましょう。
目的を持って生活することは心を豊かにします。目的といっても捉え方は人それぞれ。「タレントになる!」というものから「毎日自炊する!」というものまで様々です。
気持ちが前向きになり楽しく過ごせますよ。

〇朝はグレープフルーツのアロマオイル、夜はラベンダーのアロマオイルの香りで体を整えてみてください。
グレープフルーツは交感神経の働きを、ラベンダーは副交感神経の働きを促進します。
〇リラクゼーション目的でオイルマッサージや揉みほぐしをお勧めします。
セラピストの徒手にて体を擦ったり、揉んだり、叩打したりなどのリズミカルな刺激はストレス解消の他に、皮膚、筋肉、血流やリンパなどの循環や代謝を反応させて自然治癒を促す作用があると言われています。

体に器質的な原因が見つかなければ 不定愁訴=自律神経のバランスの乱れが関係あるかもしれないので 原因を探し出し 体内リズムを整えて 快方に向かうように生活を工夫してみましょう!

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